tchikuba's blog

クリエイティブが輝ける組織をエンジニアリングする

Octopressでfacebook用OGPを設定する方法

Octopressでfacebook用OGPを設定する際、意外と引っ掛かるところがあったので手順をまとめておきます。

OctopressでOGP設定する際に参考にしたサイト

手順

1. facebookのapp_idを取得する

まずfacebookアプリのapp_idを取得します。 取得方法はfacebookのOGP設定について等を参照すると良いかと。

  • facebookアプリの設定でApp Domainsを指定しないとJSエラー発生が発生するのでご注意を。
  • +Add Platformをクリックしてウェブサイトを選択してサイトURL``Mobile Site URLを設定してからApp Domainsを入力しないと順序が逆だとfacebook側で警告が出ますのでご注意を。

2. OGP用の画像をアップロードする

OGPのog:imageプロパティに指定する画像をアップロードします。

3. _config.ymlを編集する

facebook_app_id, facebook_locale, default_ogp_imageをセットします。

_config.yml
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facebook_app_id: app_id ←手順1で取得したapp_id
facebook_locale: ja_JP
default_ogp_image: /images/xxx.jpg ←手順2でアップロードした画像の相対パス

4. source/_includes/facebook_like.htmlを編集する

以下のように手順3でセットしたfacebook_localefacebook_app_idを動的になるよう修正します。

source/_includes/facebook_like.html
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{% if site.facebook_like %}
<div id="fb-root"></div>
<script>(function(d, s, id) {
  var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0];
  if (d.getElementById(id)) {return;}
  js = d.createElement(s); js.id = id;
  js.src = "//connect.facebook.net/{{ site.facebook_locale }}/all.js#appId={{ site.facebook_app_id }}&xfbml=1";
  fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs);
}(document, 'script', 'facebook-jssdk'));</script>
{% endif %}

5. source/_includes/custom/facebook_ogp.htmlを編集する

以下のようなOGPをセットします。

source/_includes/custom/facebook_ogp.html
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<meta property="og:title" content="{% if page.title %}{{ page.title }} - {% endif %}{{ site.title }}" />
<meta property="og:description" content="{{ description | strip_html | condense_spaces | truncate:150 }}" />
<meta property="og:url" content="{{ canonical }}/" />
<meta property="og:image" content="{{ site.url }}{% if page.ogp_image %}{{ page.ogp_image }}{% else %}{{ site.default_ogp_image }}{% endif %}" />
<meta property="og:author" content="{{ site.author }}" />
<meta property="og:site_name" content="{{ site.title }}" />
<meta property="og:locale" content="{{ site.facebook_locale }}" />
<meta property="og:type" content="{% if page.index %}blog{% else %}article{% endif %}" />
<meta property="fb:app_id" content="{{ site.facebook_app_id }}" />
  • og:imageはフルパスで指定

6. source/_includes/head.htmlを編集する

上記facebook_ogp.htmlをインクルードする記述を</head>の直前に追加します。

source/_includes/head.html
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  (略)
  {% include custom/facebook_ogp.html %}
</head>

また、”authorに関するOGPが設定不十分だよ”という以下の警告が出ます。

“The meta tag on the page was specified with name ‘author’, which matches a configured property of this object type. It will be ignored unless specified with the meta property attribute instead of the meta name attribute.”

これを解消する為には以下のmetaタグを削除します。

source/_includes/head.html
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  <meta name="author" content="{{ site.author }}">

以下参考記事です。

7. 記事をアップしてOGPデバッガーで確認する

facebookが提供しているOGPデバッガーで OGPが意図するように設定されているか確認します。

以下はデバッガーで確認するとよく出る警告です。

“og:image should be larger. Provided og:image is not big enough. Please use an image that’s at least 200x200 and preferably 1500x1500.”

以上

「エンジニア近未来ワークスタイル2014」@GoogleJapanオフィスに行ってきた

デブサミ2014のあと更にイベントは続きます! というわけで「エンジニア近未来ワークスタイル2014」に参加しました! 大雪の中でしたが、初のGoogle Japanオフィス訪問ということもあり、またイベントの内容にも大満足で参加して本当に良かったです。


sponserの人の話

googleの人

  • なぜ日本からFlappy Birdが出なかったのか。結構悔しい思いをしている
  • アントレプレナーシップを持った人がもっとたくさん日本から出ると良いな

良くわかんない人

  • ITなのにOOPがわからんという話しとった

アクロネット亀山さん

  • アクロネットさん、以前一緒に仕事したことあるなぁ
  • フリーランスのエンジニアを大量採用した時にお世話になりました

Goalist入倉さん

  • HRog.netという人材業界に特化したキュレーションメディアやってるところ。何かニッチだったから覚えてる気が
  • エンジニア3名だけど足りてないそうな

シェアゼロの中の人

基調講演「これからの世界」で働くリーダーとは 〜エンジニアが生き抜くために〜

profile

  • 発表者:コミュニカ山元賢治氏
  • 日本IBM→日本オラクル→EMCジャパン→日本オラクル→アップルコンピュータ→コミュニカ
    • 外資系社長やってるとたくさん脅迫状が届くw
    • 人工知能の研究をやっていた
    • 35歳以降すべてアメリカ人がボス
    • ティム・クックが同期って凄えぇw
    • 「俺はいつまでもスティーブ・ジョブズのファンだ」という捨て台詞はいてアップルを辞めた
  • 現職のコミュニカで日本のコミュニケーション力向上をテーマに起業
  • 学生時代は医者になれと言われて育ったが自分には向いてないと思った→IBMの広告見て機械の医者になろうと思った
  • IBMに入る為に神戸大学のシステム工学科に入学して勉強に明け暮れた

エンジニアに向けたヒント

  • Glorious Discontent: 栄光ある不満
    • 前向きな不満を持て!
    • 先輩/上司の言うことが全て正しいと思うな
  • 20年前のテレビと現在のテレビを比較すると分かること
  • 誰かが作った常識の範囲内でしか発想が出てこないのが今の日本
  • 世の中はずっと変わっている。20年後今と同じものはない
  • 変わり続けることだけが地球上でたったひとつの真実
    • The only constant is CHANGE
    • Thonly constan tiz CHANGEと聞こえる

ここがヘンだよ日本人

  • Representative: 当事者意識
    • 居酒屋であの仕事は俺の仕事じゃないとか言ってるから終わってる
    • 日本人はもっと当事者意識を持てば勝てる!
  • 会議で発言しない日本人
    • 発言しないとバカだと思われる
    • MTGは2つある: 意思決定or情報共有
    • 日本は情報共有ばかりの会議。そういう会議は不要!
  • 部下を引き連れ民族大移動はアホ
    • スティーブ・ジョブズは死ぬまで自分で車運転してた
  • 会議で寝ている日本人
    • 徹夜が自慢は日本人だけ
  • 未来の坂本龍馬/龍子を
    • 女性が強くなる

スティーブ・ジョブズから学んだこと

  • 映画「スティーブ・ジョブズ」見て下さい!
  • 日本元気がないから日本を元気にしてくれ by スティーブ・ジョブズ
  • 決めつけない
    • Stay hungry, Stay foolish.
    • この記事は非常に深い洞察ですね。
  • このままじゃIBMに騙されるぞ、IBMをぶっ壊すTVCMを1984年に流した
  • 情熱を注ぎ込める仕事を探す
  • The Snowball Effect
    • 早め早めの問題解決
    • 問題が大きくなる前に小さな失敗で
  • 時間と重力だけ平等
  • 2007年のiPhone
  • お財布機能がないのは自分のせい
    • Kenji, お財布機能はアメリカではまだ必要ないな!はい次の質問・・・
  • Think Different

まとめ

  • 20代後半が一番動く
    • 人生の大きな選択
  • 30代前半は更に
    • 一回り下の世代と居酒屋で会う
  • John Dewey
    • 教育者
    • 昔はアメリカも日本のような詰め込み教育やっていた
    • if we teach as we taught yesterday, we rob our children …

業界リーダーセッション 近未来ワークスタイルの今と未来の検証

  • モデレーター: フリーランスエンジニアの会代表

SCENE1:「 受託(クラウドソーシング)」で活きる  × 「委託(SES等)」で活きる

パネリストprofile

クラウドソーシングって稼げるのか

  • ランサーズでは人による
    • 週2,3日で年収800万とか稼いでいる人も
    • ただし現状まだまだ単価が低い
  • 新規事業開発的なもの:パソナテック

ゴールって

  • エンジニアとしてプロダクトを
  • 女性エンジニアを増やす
  • プログラミングを早い段階から体験出来るようなこと

SCENE2: メディアとして活きる ×投資家(インキュベーター)として活きる  

パネリストprofile

  • TechwWave編集長・イマジニア 増田 真樹(maskin)氏
    • 宇都宮在住42歳
    • スペインにある会社の一社員としても
    • 地方に住んでいいても開発できるロールモデルに
    • 2014年2月21日(金)アプリ博
  • East Ventures  co-founder 衛藤 バタラ氏
    • エンジニアに特化したアクセラレータープログラムの運用
    • メルカリ/BASE/ツイキャスなどに投資
    • mixi立ち上げた理由
      • 最初Find Job!やってたが笠原さんが作ってたのでコードが汚くずっとやりたくない
      • 当時アメリカではやっていたSNSをやりたいと笠原さんに言ってmixiを開発
    • ベンチャー投資が活性化する日本にする

なぜ自分がやっていた仕事が変わったのか

  • フェーズ毎にやること変えた by 増田真樹氏
  • エンジニアにこだわってなかった。単にプロダクト作りたい。今後は投資家としてプロダクトづくりの人を応援したい by 衛藤バタラ氏

日本や海外のエンジニアに期待すること

  • 世界から見た場合、業界全体での日本の存在感が全くない by 増田真樹氏
  • エンジニアは優秀だが嫌でも仕事するのが日本。起業する人は少ない by 衛藤バタラ氏

SCENE3 : 「起業」で活きる ×「企業」で活きる

パネリストprofile

  • リーンスタートアップジャパン合同会社 代表 和波 俊久氏
    • 人生で起業は3回目。それ以外にもいろいろなことをやってきた
    • あと3社ぐらいはやりたい
    • 銅像になりたい(笑)←死んだ後に評価されるしかない
  • ビズリーチCTO 竹内 真氏
    • 余談ですが彼がCEOやってるレイハウオリさん以前一緒に仕事したことありますね
    • 業界騒然するような大きな動きを
    • 死ぬまでチャレンジ、ゴールなんてない

フリーランスと起業との違いは

  • 特にないんじゃ。やりたいことととマッチ度合いで選択 by 和波 俊久氏
    • アントレプレナーシップ=社会不適合者
  • 境目くっきり。フリーランスやってクソ忙しいとき死にそうになった。運命共同体を作ろうと思って起業した。(笑)by 竹内 真氏
    • クソ忙しい時に面白い話がやってくる
    • 酸素カプセル行ったら睡眠時間が2倍に(笑)
    • 16h働けば2つできるじゃん(笑)
    • 1日8hマッサージ1ヶ月受けたら10代に戻れるんじゃないか(笑)という中二病にかかってるw
  • ふたりとも動いてないと死ぬ=マグロみたいですね(笑) by フリーランスエンジニアの会代表のモデレーターの人

SCENE3: CEOとして活きる ×CTOとして活きる  

パネリストprofile

  • ネットスケットCEO 芥川 武氏
    • ものが作れないとダメだということでエンジニア
    • 日本最大のアダルトサイトを作った!(笑)
    • エンジニアの天国を作りたい!
      • お客さんにバグって言われるとイラッとくる。「仕様です」( ・´ー・`)どや(笑)
      • 非人間的扱いを受けるエンジニア
    • everevo: イベントSNS
      • 人生を変えるイベントの出会いを
  • ChatWork CTO 山本 正喜氏

なぜそのサービスをやりたいと思ったのか

  • 本当にやりたいことをやろうと決めたらたまたまの縁が広がっていった by 芥川 武氏
  • EC studioの効率化オタク的な部分が強みだった。当時からskypeだったが結構使いづらく社内ツールとして開発したのがチャットワーク by 山本 正喜氏

起業志向の人へのアドバイス

  • 非エンジニアの人にたくさん会うこと by 芥川 武氏
  • 今は起業環境に恵まれている。スタートアップ界隈見てると経営の勉強をもっとした方が良いと思う。 by 山本 正喜氏
    • プロダクトはみんな興味があるからそこまでシフトしなくても
    • ChatWorkはプロダクトよりに見えるかもだが経営を勉強しているからうまく行ってる部分が多いと思っている

SCENE5: 日本企業のオフショアで活きる ×グローバル企業で国内で活きる  

パネリストprofile

  • 日本マイクロソフト 砂金 信一郎氏
    • 日本オラクル→ローランド・ベルガー→リアルコム→日本マイクロソフト

関連書籍

  • WORK SHIFT

  • 伝説の元アップル・ジャパン社長の40講義 「これからの世界」で働く君たちへ


スポンサーの人の挨拶がちょっと長かったですね。。 山元さんの話すげぇ。めちゃめちゃ刺激になった。というか衝撃。 最強の国際人という印象でした。そしてスティーブ・ジョブズへの愛が半端無かったす。

また山元さんの基調講演の後、軽い飲食ありの懇親会を挟んでのコラボセッションもまた面白かった! 今日の登壇者は変人だらけでした。最高に良い意味で。

ドワンゴ吉村総一郎氏「Play2/Scalaでドメイン駆動設計を利用した大規模Webアプリケーションのスクラム開発の勘所」@デブサミ2014 2日目

引き続きデブサミ2014。 ドワンゴ吉村総一郎氏によるセッション「Play2/Scalaでドメイン駆動設計を利用した大規模Webアプリケーションのスクラム開発の勘所」を聞きました。 top slide いろんなところで良く聞くPHPレガシーコードにどう立ち向かったのか聞いてみたかったです。 案の定というか、想像以上のPHPレガシーコードっぷりにちょっと感動すらしましたがw


profile

ニコニコ生放送を書き直す理由

  • コードの技術的負債がやばい
  • PHPで書かれている: 300万行!
    • facebookで1000万行と言われているそう
  • 1万行のクラスや4000行のメソッド
  • 循環的複雑度600超のメソッドががが
    • あまりに複雑過ぎて龍の巣と言われている(笑)
    • まさに壊れかけのジェンガのよう
  • 企画やスケジュールを優先するあまり品質を疎かにする開発体制

どうやって?

  • スモールスタート/スモールリリース
  • 2週間に1度、ショーケースを実施
  • 年末特番もクリアして今のところ大丈夫

裏話

  • PHPは素晴らしい: 全てのコレクションをarrayで扱える
  • Scalaはたくさんの型があるのでPHPerには辛く初学コストが高い
  • 並行プログラミングの知識も必要
  • インフラ/アプリの組織的な垣根がボトルネックになったので席を近くするなどして改善
  • インフラはクラウドではなくオンプレミスで
  • DBはMySQL/Redis
  • gatlingが素晴らしいストレスツール

DDD (Domain Driven Design: ドメイン駆動設計)

  • Play2/Scalaでの開発と相性が良い(スライドP.42) slide 42
  • DDD解説のYouTube動画(42分)が素晴らしい
  • ドメイン層の保守性向上に貢献する

環境

  • デプロイにはCapistrano使用: Minaにしようとしたが断念
  • IDEはIntelliJ IDEA Ultimateに統一
  • CIはJenkins
    • 現在scalaのコードは5万行
    • 重複コード0
    • 行ベースのカバレッジ52%
  • Play2/Scalaによる開発には難点もある(スライドP.61) slide 61

アジャイル/スクラム開発

  • GreenHopperなどのツール充実
    • これは旧称で現在はJIRA Agileという名称になっているようですね。
  • ドラッガーの書籍はアジャイルと相性が良いのでスクラムマスターの教育に入れている
  • ユーザーの要求理解に時間をかける
  • スクラムマスターが常にプレイングマネージャーであれるようにする
    • スクラムマスターが技術的な観点で理解していないと課題やtodoをブレイクダウンできない

関連書籍


話を聞いていてちょっと感じたのは、内容が盛り沢山過ぎたかなと思いました。 それなりに早口で発表されていたのでちゃんとメモが取れなかったのが悔やまれます。。 Play2/Scalaについては実際に触ったことがないので聞いていて非常に勉強になりました。 またDDDやスクラムに関連付けて発表をされており、説得力が増していたような気がします。 この辺りは発表者の方のプレゼン技術と技術的な習熟度の高さを感じさせる上手さがあったかと。

あと最後に笑い取ってましたがドワンゴではC++に関わらずエンジニア募集してるそうですw

ミイル/トレタ増井雄一郎氏「エンジニアだからできる 自由な生き方」@デブサミ2014 2日目

デブサミ2014 2日目。 ミイル/トレタ増井雄一郎氏の「エンジニアだからできる
自由な生き方」というセッションを聞いて内容をまとめました。 増井雄一郎さんといえばmrubyのイメージである程度略歴知っていたんでどういう考えなのか聞いてみたかったんですよね。 このまつもとゆきひろ氏とのこの対談が印象に残ってます。


profile

  • ミイルトレタという2つの会社のCTO
  • コード好き:風呂でもコード書くくらい
  • Appcelerator x Titanium
  • Ruby好き
  • 高校からPC漬け
  • 高校は工業高校で大学もあったが男ばっかりじゃ人生暗いので大学は文系
  • 起業は2度失敗
  • 現在38歳

自由な生き方ってなんぞ

  • 縛られない: お金 時間 場所
  • 自己決定権があるか
  • フリーランスもノマドも自由じゃない
    • 時間は自由だけど成果物/つくるもの/仕事に対しては自由じゃないから

なぜ自由になりたいのか

自分のdots

  • 伽藍とバザールに感動してOSSへの貢献へ
  • MobiRubyは海外での自分のプレゼンスを高める為。ボロボロ英語をTOEIC満点の人に編集してもらったそうなw
  • 作りたいもの&試作品リストを更新して年に1つくらいは個人的な開発をアウトプットするように心がけている

将来的に

  • 35歳定年説なんぞ
  • 老いて行く自分をメンテするのは自分自身
  • リスクをコントロールするため積極的にチャレンジをしよう
  • 10年後の自分の姿を想像し目標を立てそこにコツコツ挑戦する
  • 自由は闘って勝ち取るもの!

一言で言うと羨ましく、自分自身も増井さんのような働き方が出来るようになりたいなぁと率直に思いました。 あと増井さん話がうまいですね。聞きやすい。 connecting the dotsに似たような話で、キャリアを形成する際にある分野で1万人中1番取るより 100人中1番×100人中1番で結果1万人中1番の方が難易度が低いという話を思い出しました。 自分自身もIT×教育×新規事業という3本柱でやりたいという方向性があるので改めて確認させてもらいました!

Atlassian長沢氏「デベロッパー戦国時代!ストーリーをつなぐ開発環境と3つの秘訣」@デブサミ2014 2日目

デブサミ2014 2日目の午後2のセッションはAtlassian長沢氏の「デベロッパー戦国時代!ストーリーをつなぐ開発環境と3つの秘訣」を聞きにきました! Atlassian、いつも

とか仕事&プライベートで諸々お世話になってるので楽しみにしてました。 他にも色々有名なツール提供してますよね。


profile

Atlassian社

  • Atlassianはノーセールス。つまり営業がいない。クチコミで使ってもらっている
  • 開発支援ツールに特化。ビジネスモデルとして興味深い
  • 日本オフィスはマリノスタウンにある

これからの開発

  • BML: Build Measure Learn
    • リーン・スタートアップ by エリック・リース
  • 開発現場に求められる資質=現場力 これからの開発には現場の資質が問われる
  • 複雑性が増しており欧米では既に開発現場は複雑度の高い現場ばかり(日本も同様の流れ)
    • 定義されたプロセスモデル <–> 実測駆動なプロセスモデル
    • 実測駆動なプロセスモデルでの開発が重要
  • 「一度開発してリリースしたら終わりです、運用フェーズは知りません」的な分断されている開発は少なくなりつつある
  • 建設的相互作用を意図的に発生させる仕組みが必要

関連書籍


開発と運用保守が分断されている開発と連続性のある開発があって後者が主流になっていくのは事業会社が内製を選択すると当然だと思います。 そして運用保守を考慮した開発とは高度だというのもその通りですね。 個人的には内製と受託開発に関わらず、開発と運用保守が分断されない組織構造を推奨していく世の中になると良いなぁと思っています。

「IMPACT MAPPING~インパクトのあるソフトウェアを作る」@デブサミ2014 2日目を聞いてきた

自己紹介

  • 発表者:チェンジビジョン 平鍋健児氏永和システムマネジメント副社長兼務)
  • 会場の3割くらい本買ってる
  • astah*(旧JUDE)の開発
    • JUDE昔使ってたなぁ〜懐かしいw
    • JUDEのマインドマップ機能とクラス図とかを使ってDB設計とかやってたなぁ
    • まだ一応JUDEのホームページ残してるんですね。astahを使ってねとは書いてありますが。
    • 確かNTTデータの標準モデリングツールじゃなかったかな?って思って調べたら記事ありました。これまた懐かしい

導入

  • 反復を初めて?図解したのがLean Startup
    • tips: extreme startupで悩んだそうな by エリック・リース
  • specification by example まだ翻訳されていない良書 by ゴイゴ・アジッチ
  • ヒント: agile, XP, Kent Beck, TDD, Dan North, BDD, ATDD, Exploration Through Example, Brian Marick
    • この辺の文脈で出た考え方がImpact Mapping

IMPACT MAPPING

  • ゴール/アクター/インパクト/成果物
  • 分かりやすい、本が薄い、本が安い(笑)フレームワーク
  • マインドマップ使ってゴールからアクター/インパクト/成果物のレイヤーにブレイクダウンしていく
  • マインドマップで結婚式のスピーチとかも考えるそうな by 平鍋さん
    • 個人的にはFreeMindを良く使ってます

なぜ翻訳したか

  • ソフトウェアで世界を変えたいと思っている人に読んでもらいたい
  • デスマーチが多い。嫌なのに改善なかなか出来なかった。この状況を変えたい。
  • その一つの解がアジャイル開発なんじゃないか。
  • この本(IMPACT MAPPING)は一番肝を抑えているんじゃないかと思った
  • なぜこのシステムを作るのか?何のため?無駄なものを作らない!
  • スタートアップ増えてきたけど、ソフトウェアで起業するのは難しい
    • 正直やらない方が良いんじゃないか by 平鍋さん
    • それくらい成功確率が低いということ

関連書籍

  • IMPACT MAPPING ※以下は紙ですがkindle版もありますね。

  • Specification by Example

所感

  • 平鍋さんアジャイル/リーン開発な文脈で有名なので良く知ってたんですが直接話を聞いたことがなかったので嬉しかったす。
  • 平鍋さん話がうまい!超聴きやすい。聞いてて心地良い。
  • 途中からマインドマップの使い方講座みたいになった感ありましたね。(別に悪くないんですが)

「Team GeekによるFearless Change」@デブサミ2014 2日目を聞いた

さぁ、デブサミ2014も2日目に入りました! 今日はどっぷり丸1日いろんなセッションに参加予定です。 が、外はまさかの2週連続の大雪という。。 残念ですが今後のセッションも楽しみにしているので是非継続してくれることを願いつつ。。

2日目の朝はサイバーエージェント藤田さんのセッションがあったんですが デブサミはやはりエンジニアよりの話をということで 「Team GeekによるFearless Change」というセッションを聞きました。 ほとんど本の宣伝的なセッションでしたがTeam Geek読んだことあって、素晴らしい本だったので聞いて良かったです。


導入

  • 発表者:ワイクル株式会社 角征典さん twitter: @kdmsnr
  • アジャイル開発を非エンジニアに理解してもらう為のワークショップをやってる
    • 若干お金儲けの為というのも否めない
    • エンジニアはアジャイル開発の為にお金使わないので
  • エンジニアはコードを書くことで価値を提供する
  • 組織変革の為の時間をエンジニアがさくのは微妙

有機的自然観 <=> 機械論的自然観

パターン・ランゲージ

  • 場当たり的対応で良いのか
    • 出来事の連続が大切
    • 変化は少しずつ発生する
    • 人間の反応は予測出来ない
    • 一度に一つのパターン
  • 同じアイディアでも受け入れ方は違う場合がある
    • 同じアイディアをチョコチップクッキーをあげて相談すると受け入れられた
    • 何もあげないで相談すると受け入れられなかった→アイディアではなく食べ物が大事
    • フード三原則
  • 結束力を高める
    • 感謝
  • 自分で人を巻き込むパターンを作ろう
    • 愛されキャラパターン
      • 「いいひと」戦略 by 岡田斗司夫
    • でもやるんだよパターン
      • 因果鉄道の旅 by 根本敬
    • 現実歪曲空間を演出するパターン
      • スティーブ・ジョブズのRDF(Reality Distortion Field)
  • パターンの構造は文脈・問題・制約・解決の4つ
  • パターンの連続がパターン・ランゲージ
  • Fearless Journeyというカードを売ってるw
    • HPがクール過ぎる。。
    • レキサスの社員ブログのこの記事が分かりやすいですね。

パターンとフレームワーク

  • XPとスクラム
  • プラクティスと原則
  • レシピとマニュアル
  • フレームワークとしてTeam Geekという本をオススメしたい
  • アジャイルってヒトコトも言ってないのにアジャイルっぽい
  • 新しいソフトウェア開発手法 by マーティン・ファウラー
    • 俺がアジャイル育てたんだよ
    • アジャイル宣言参加したかった
    • スケジュールがコンフリクトして参加出来ず

組織/チーム

  • 自然のプログラマ == ハッカー/ギーク
  • 三本柱HRT(ハート)の話: 謙虚・尊敬・信頼
  • 弱点がないのは危険。弱点を公開していく方が組織がうまくいく
  • 弱点を見せる。見せた弱点を克服する必要はない。チームで補完。チームは競争相手ではない
  • 怪我の話は盛り上がる
  • 技術スキルよりも文化の適合を選択すべき
  • サーバント・リーダーシップ
    • 謙虚と犠牲は区別がつかない
    • チームのためなら衝突も健全
    • 衝突後に後腐れがないように

特にTeam Geekはマジオススメしたい本です。 自分ちょうど組織で苦戦してた時に読んでかなり救われた本でした。 HRT! HRT! HRT!ってなりますw このブログに詳細な書評が書いてありました。

今日のセッションで紹介のあった本は以下の通りです。

  • Team Geek

  • Fearless Change アジャイルに効く アイデアを組織に広めるための48のパターン

  • 超情報化社会におけるサバイバル術 「いいひと」戦略

  • 因果鉄道の旅

  • ゴロツキはいつも食卓を襲う

Cookpad庄司嘉織氏「何故クックパッドのサービス開発は日々進化しているのか」@デブサミ2014初日を聞いた

引き続き「何故クックパッドのサービス開発は日々進化しているのか」 を聞いたので内容を共有します。

profile

  • 庄司嘉織@クックパッド
  • 部長だけどプログラマ
  • スライド

cookpad

  • クックパッドはクックパッドだけじゃなくて新規事業もやってますよを覚えておいて
  • Ruby2.0 Rails3.2 : 絶賛Rails4.0.1へ移行作業中
  • 超絶大規模(スライド参照)
  • サービス開発40+ / インフラ部5 / 技術部 10+
  • cookpad本体いじるメンバーは20名程度
  • Opsはインフラ部の部長のスライドを参照
  • 技術部コミットメントCI10分以内
  • ユーザを向いたものづくり(スライド)
  • ほぼ全員デブサミ来てない。2/14バレンタインデーの前日は一番アクセスが多い

サービス開発

  • Chankoの紹介。cookpadのサービス開発を端的にあらわしているgem。
  • 金曜リリース禁止なので4日でmergeされたコミットが167ある
  • Github。DBスキーマ変更もプルリクエストで、設計もissuesで。
  • デザイナーもGithubで
  • LGTM: looks good to me

deploy

  • 時間帯9:30-17:00の間 休日の前日は基本なし
  • インフラがデプロイロックを開発者にお願いする。インフラが権威的にならないようにする

ユーザーサポート

  • ユーザーサポートもGithubで
  • hipchat通知&エンジニアが見やすい場所
  • サポートの人はエンジニアに投げた後の進捗が気になるのでGithub利用オススメ
  • 元々違うチケット管理システムをサポートは使用していた。エンジニアさんに迷惑かけちゃいけない的な文化まずい
  • 正しいと思ったら勝手に行動して良い。自分で文化を作れる

文化

  • DevOps社内ではそれほど意識してなくて後付っぽい感じ
  • 立場の違いに応じて社員ひとりひとりにユーザーがいる
  • エンジニアの文化が良いと思うなら他の人達にも取り入れてもらう
  • クックパッドのエンジニアは社外の開発者にも貢献することが求められている
  • エンジニアの評価基準の一つになっている
  • 文化を作るために気をつける:ルールを作らない。ルールにしない
  • それが正しいと思ったら行動する
  • いいだしっぺがやるから問題ない
  • 文化が共有されていればそれでまわる
  • It’s easier to ask forgiveness than it is to get permission.
    • 許可求めるより良いと思ったらやった方が早い
    • cobol開発者の言葉
  • 文化を共有し信頼し実行

富士通小崎資広氏「オープンソースエンジニア生存戦略」@デブサミ2014初日を聞いてきた

楽しみにしていたデブサミ2014、ついに始まりました! 僭越ながら今年は1万円払ってコーヒースポンサーとして協賛してみました。 会場には最前列2列にわたってコーヒースポンサー用の特別席が設けられており、電源タップ付き机があるので超快適です。 個人的にはオススメですよ、コーヒースポンサー!


さて初日の本日はあまり参加出来ないのですが、、早速「オープンソースエンジニア生存戦略」というセッションに参加してきました。 話を聞きながらメモを取ったんですがあまりにも面白い内容だったので公開しちゃいました。

open sorce engineer 1


会場

発表者

  • 小崎 資広さん@富士通
  • 2011年よりボストン在住、レッドハット社に常駐してRHEL開発
  • 1999年新卒でパナソニック入社、2005年に富士通へ転職
  • Linuxカーネル/Rubyコミッタ

データ放送ブラウザ

  • パナソニックに学部卒で放り込まれたプロジェクト
  • リモコンのDボタンで出てくるやつ
  • BMLというマークアップ言語で出来てるそうな
  • 規格を決めながら開発を進めるというとんでもプロジェクト
  • 教訓
    • マネージャーはみんな自信がない。大声で話せばチームは動く
    • 相手によって言葉を変えないと大変
    • Don’t ask. 自分の頭で考える

富士通HPC時代

  • しばらく穏やかな開発
  • その後ひょんなことからデスマへ投入
  • 辞めたいと思ってることがバレてOS部隊から引き抜き

OSSにコントリビュートする理由

  • コードは書いた瞬間から負債になる。
  • マージコストを極小にする為に書いたら即マージする
    • byリーナス・トーバルズ

当時抱えていた問題

  • RHEL5のメモリ管理のトラブル
  • kernelとglibcのポリシーが違うバカバカしい問題

やったこと

open sorce engineer 2

なぜパッチが汚くなるか

  • だいたい複数の問題/パッチに分割可能
  • テトリス問題(富士通内ではこう呼んでいる)

最後のまとめ

  • 仕事忙しくてOSSできないといつまでも出来ない
  • 燃え盛っている時に火中の栗を拾うのが良い
  • 任せられるので時間やリソースを自分で好きに出来る
  • アウトプットを外に出す、ブログ書くとか連載するとか
  • 人事権持っている人はコードを読んでる暇がないのでそういうの大事
  • 地道な改善を積み重ねてOSSの人間関係を成長させる

質疑

  • 学生時代PCには縁がなかった
  • 花開いたのは就職してから
  • コードの速読したのが良かった

やっぱり読み返してみて色々補足が必要そうな箇所ありますが、 それでも面白かったんで熱が覚めないうちにアップしておきます! もっと話聞きたかった〜(twitterでもそういう感想の方が複数いましたねw)

「20代の起業論 & 30代(超)の起業論」参加レポート

2014/2/10(月)に行われたイベント、「20代の起業論 & 30代(超)の起業論」に参加してきました。 聞きながら取ったメモをベースに印象に残った点をまとめます。 余談ですがNTTドコモ・ベンチャーズなんて会社があるんですね。知らなかった。 HPはマネーの虎を彷彿とさせるちょっと胡散臭さ漂うテイストになってる気がしますが。。 最近は大手もベンチャー的な動きを支援する組織を持つ時代になったということですね。 それだけアントレプレナーシップの重要性がクローズアップされていると言えると思います。


第1部 「20代の起業論@ドコモ・イノベーションビレッジ」

  • 家系に起業してる人がいるか?はシリコンバレーではVCの投資判断の項目に入っているそう。ただし最近の若い起業家はあまり関係ない傾向がある気がする。(サムライインキュベート榊原氏)
  • 博報堂に新卒で入るメリットはあった。利害関係のない人間関係は新卒入社の同期が最後。(TIMERS高橋氏)
  • 資金調達のためのフェーズでプレゼンをビデオで撮影して練習する機会があったり、そういうサポートはありがたかった。
    • ドコモ・イノベーションビレッジって良く知らなかった。
    • 起業家を色々な側面で支援してくれる模様。
    • HP見る限りメンタリング/資金提供/共同オフィススペース提供などがあるようです。
    • 特にスピーカーの方はメンタリングのありがたみを口にする人が多かった気がします。
    • やはり起業の道のりの中で初めて経験することばかりなので知っている人からのアドバイスは素直に助かるというところなんでしょうね。

第2部 「20代の起業論」

  • BASEを起業する際、イーストベンチャーズが何でもサポートしてくれた(BASE鶴岡氏)
    • 会社の登記だけでなく、採用でエンジニアひっぱってきてくれたり採用OK後の契約等もサポートしてくれたそうな。
    • イーストベンチャーズって名前くらいしか知らなかったのでちょっと調べてみたらエンジェル投資家として有名な松山太河氏が設立したVCなんですね。
    • ここの投資、私の知り合いが株式7%の割り当てと引き換えに150万資金提供は割に合わないって指摘していたんだけど実際どうなんだろう。
    • 発行済株式の時価総額が2000万とすると7%で140万。発行可能株式総数が10倍だとすると時価総額2000万だと資本金総額が200万なんでこれは随分少ない部類な気がする。
    • というわけでこういう計算に興味がある人には割に合わないってことなんだと理解したwま、エンジニア向けのVCだからそもそもこういうことに興味ない人多そうだしな。
  • 早稲田インキュベーションセンターにいた際、与沢翼が隣にいたけどそれほど絡みは当時なかった。(リブセンス桂氏)
  • 高校生くらいの時にもっと起業家と触れる機会があると良いのでは(リブセンス桂氏)
  • サポートを受身で期待すると起業家の姿勢といしてはダメで自ら積極的にサポートを探しに行くくらいでないと(サムライインキュベート榊原氏)
  • 海外のスタートアップリスト、ベータサービスリストや実体験の不便などを元に新規事業のネタを検討(trippiece石田氏)
  • 自らネットショップを開設出来なかった人をターゲットにしているので、ネットに疎い人との時間を大切にするように土日は仕事をしないように従業員に言っている(BASE鶴岡氏)
  • 当たり前を発明する。新規事業社内公募を開始した(リブセンス桂氏)
  • 営業を運用効率化/システム化することによって自動販売機モデルを構築した、そんな会社がリブセンスだと思う(サムライインキュベート榊原氏)
  • .inドメインが24h落ちたことがあった。クレームメールが来たら30秒で返信するようすぐに体制構築。楽天お偉いさんと会食予定だったが席を外してGMOと電話していた。お客さんからは逆に対応を評価されてその後から利用ユーザが増加するようになった(BASE鶴岡氏)
  • 当たり前が当たり前でなくなる感覚が普通にある86世代。リブセンス村上氏はアスリート。自宅に会社と全く変わらない環境を書斎に構築。(リブセンス桂氏)
  • 個人情報流出が2度あった。目の前のことに集中して課題解決(リブセンス桂氏)
  • やらないよりやったほうが良い。やらない後悔は後に残る。(trippiece石田氏)
  • 社会貢献の意識はあまりない。目の前の課題に集中している(BASE鶴岡氏)
  • 最近の若い起業家は女性遊びをしない人が多いのでは。周囲でも聞いたことがない。(BASE鶴岡氏)
    • 個人的にはBASE鶴岡氏のキャラクターが凄く気に入った。話を聞く限りにおいて彼は根っからのエンジニアで本質的には起業家という意識はないのかもしれないが、個人的にはあの憎めないまっすぐなキャラクターが経営者の気質として良いのではと感じた。

第3部 「(番外編)30代(超)の起業論」

  • 新規事業への投資基準は大きなビジネス作れるか。ドリコム内藤氏のような人か。助けてくれる人が多そうか。人と違う見方できるか。スケールした際に必要な勉強ができるか。(Gunosy木村氏)
  • 新しい物が出てきたらチェックして感度を高く。(Gunosy木村氏)
  • 人が投資しないところへ。全部ギャンブルで投資できるか。チキンになるのはやめたほうが良い。ベットし続けることが大切。オールインするとき怖いがそのやり方を教えてあげる人が必要(ドリコム内藤氏)
  • アメリカのVCが日本のベンチャーへ投資するのは現状難しい。海外企業への投資はありで現在もやっている。(Gunosy木村氏)
  • 日本では起業家への尊敬がない。エコシステムというとき本当に必要なものは起業家への尊敬。(ドリコム内藤氏)
  • exit戦略より続けていくことを考える方が良いのでは(Gunosy木村氏)
  • 会社として大切なことに集中。バイアウトした周囲の人たちは暇になっている人ばかり。それではつまらない。生きてくためにはアドレナリンが必要(ドリコム内藤氏)
  • ニュースサービスが今面白い。スマホでチャットをするようにコマースとか面白い。ロボットや衛星技術や決済。決済手数料は限りなくゼロに近づいていく。環境系、自動車の自走化。(Gunosy木村氏)
  • 予防医療は統計学。ギランバレー症候群になった時最初風邪だと診断された。もっと統計データに基づいた診断をくだせる医療がこの3,4年で提供できると良い。(ドリコム内藤氏)
    • ドリコム内藤氏がギランバレー症候群だったとは知りませんでした。
    • 2年半前の2011年7月7日のこのブログにそのことが記されていました。
    • やはり実体験による事業の種の話は説得力が違います。この内藤氏の話には非常に共感出来ました。
  • 日本は全てベットしてたとえ失敗しても生活は出来るセーフティネットが揃っている。挑戦のリスクはほとんどない。諦めない心で取り組み続けることが出来れば成功する確率は高まるのでは(Gunosy木村氏&ドリコム内藤氏)

所感

  • 個人的には最後のセッションである30代(超)の起業論が一番刺さった。ちょっと失礼かもしれませんが、自分が30代ということもあるせいか、20代の人たちの言葉はどこか軽い感じがしたけど、30代の方の話は非常に重く説得力があった印象がありました。まぁ自分より年下ということで素直に聞けていないだけかもしれませんがw
  • このイベント自体はドコモ・イノベーションビレッジの宣伝的な意味合いが強かったのだろうと思いますが、それ以上に価値あるイベントだったと思います。
  • NTTドコモ・ベンチャーズの会場は100名くらいは入る感じで凄く良い会場でした。私もこの会場に行ったのは初めてでしたが隔週くらいでイベントやっているとのことだったので今後お世話になる会場かと思いました。が、最初この会場のアーク森ビルが分かりづらくて結構迷ってしまった。。
  • あとやはりモデレーターだったサムライインキュベート榊原氏の采配が聞いていて秀逸でした。話の振り方だったり、自身の見解の差し込み方だったり、話題を膨らませたり。聞いていて心地よかったです。
  • 東京工業大学大学院に在学中のforEst後藤氏が「一般起業に就職する際も経歴上評価されると思った」という趣旨の発言をしてました。こういう学生がもっとたくさん増えると面白いと思いました。

最初に記載した通りですが、日本でもアントレプレナーシップ/起業家精神が重要視されていて、起業といえばリスクという通り一遍の捉え方から、起業経験はむしろ経歴上もプラスという捉え方が主流になってきていると思います。一方で起業する際に当たり学生等生活コストがかからない時代の起業と、結婚して子供もいる、家庭を抱える人が起業するというのでは全く状況が違うのも事実です。私のような30代で家庭もある人が起業する場合リスクがない訳では当然ないのでその辺について聞いてみたいなと思いました。と同時に自分が20代の頃仕事で知り合ったとある会社の社長は「家庭を持ってなお起業したいと思えばそれは本物だよ」と言ってた言葉を思い出しました。

まぁ総じてリスクは以前に比べて低くなってきているので「何をする起業なのか」というWHATより「何のために起業するのか」というWHYが重要だということなんでしょうね。