tchikuba's blog

クリエイティブが輝ける組織をエンジニアリングする

書籍『「納品」をなくせばうまくいく』から見えてきたエンジニアのキャリアのこれから

結構時間が経ってしまいましたが、3ヶ月程前に 「ビール片手にプログラマーを一生の仕事にするために出来ることを考えてみませんか?」 というイベントに行ってきました。

兼ねてから直接お会いしてみたかったソニックガーデン倉貫義人さんの話を直接聞けるということで参加しようと思いました。

このイベントで紹介もされていた倉貫さんの著書 「納品」をなくせばうまくいく をちょうど読んでいたということもありました。

このイベントで本の感想をブログに書きますと倉貫さんに宣言しておきながら大分遅きに失した感があるのですが、、 この本を読んで見て感じたことを徒然に書き残しておきます。


sonicgarden book 1

エンジニアに求められるパラダイムシフト

納品のない受託開発ではビジネスにおいてソフトウェアを所有することから利用するという発想の転換が必要ですが、 エンジニアにも発想の転換が必要でそれはシステムを完成させることから持続発展させることにより重きを置くということ。

具体的には以下の様な思考の変化が必要でこれが分かりやすいです。

  • バグをなるべく出さないようにする → バグが出てもすぐ直せるようにする
  • サーバーは停止しないようにする → 停止してもすぐに復旧できるようにする
  • 機能追加をやりやすいように作っておく → 今どうしても必要なものだけに集中する(=YAGNI)

私としてはこれは経験的にその通りだという実感があります。 ただし一般に直感的には正しくないような気がしてしまうので一定の経験がないプログラマだと前者の方にウェイトを置いてしまいがちな気がします。

大事なことはビジネスドメインに近接する場所でエンジニアが仕様の決定から実装、運用まで一気通貫で対応しているか?という点です。 こういう立場で日々の開発を行っているエンジニアであればこのパラダイムシフトは非常に受け入れ易いと思います。

sonicgarden book 2

エンジニアが会社を選ぶ基準

「顧客と社員の両方を幸せにする仕組みが会社の本質」とは至言だと思いました。 倉貫さん曰く

そのために精神論を語って働かせるというのはナンセンスであり、 会社やビジネスできちんとお金が回り、評価される仕組みを作ることが経営だと思います

とのこと。裏を返せばエンジニアが現実に妥協せずこういう評価軸を持ってちゃんと会社を選別していく必要があるんでしょうね。

また会社に拡大志向があるか否かについても自分の考えを持っておく必要があります。 倉貫さん曰く

会社は大きくなくても良い。むしろ小さな会社の方が良い。

とあり、ソニックガーデンはそれほど拡大志向は持ち合わせていないと判断出来ます。 どちらが良いかは価値観の問題もあると思いますが、個人的にはこのソニックガーデンの方針に非常に共感した次第です。 この会社の方向性が自分の方向性とあまりに合わない場合はどこかで必ず歪みが出てきてしまうので注意した方が良さ気です。

そもそも倉貫さんのこのツイートのようにエンジニアがもっとビジネスセンスを持った方が良い(人が多い)ということかもしれないとも思いました。

求められるパーソナリティ

サッカーなどのチームスポーツと同じようにエンジニアにも優れた人格であることやチームの為に貢献できる性格であることが求められる、とありました。 そもそもエンジニアである以前に社会人や人として当たり前のことだとは思うのですが、 技術を追い求めるあまり個人主義に走りがちなエンジニアであるからこそ、常にチームの大事さを意識しておきたいところですね。

エンジニアは職人気質だから気難しいところがあっても仕方がないなどと私がエンジニアになりたてだった10年前は言われたものですが、 これからはそういうスタンスでは一流のエンジニアにはなれないと思います。

そして個人的には更にもう一歩進んだ考え方として「人間臭いエンジニア」を目指したいです。 人は感じて動くから「感動」というそうです。決して理屈で人が動くのではないと思います。 理屈が必要とされるエンジニアリングだからこそ、感情豊かに日々の開発ライフを送ることが必要だと思います。

sonicgarden book 3

よりスピーディーに進化していく人間としてのエンジニア

ケント・ベックリンダ・ライジング の印象的な言葉が最後に紹介されていました。 曰く

Embrace Change – 変化を抱擁せよ
Fearless Change – 変化を自然と捉えるようになった時、自ら変わることを恐れてはいけない
Social Change – 自らを変化できるようになったならば、自らの変化を周囲に広めていく

これはもはやエンジニアに限った話ではなく、より普遍的な、これからの時代に生きる人への重要な示唆に富んだ教訓ですね。 人がインターネットを得た結果、空間的な距離が問題にならなくなりより早いスピードで世の中が変化するようになっています。 裏を返せば、人の成長のスピードもより早くなる可能性があるということだと、私は前向きに捉えています。

紹介された言葉は、より早く人が成長していく為に必要なことそのものだと思いました。 そしてより深い次元では自らの変化を周囲に広めることで他の人が良い方向に変化する手助けをすることこそ、 人が更に成長する為に必要なたったひとつのことだと信じています!

Ebisu.rb#9に参加してきました!

Ebisu.rb#9に参加してきました。 #7, #8に続き 3ヶ月連続の開催で、Ebisu.rbが再開してからは今のところ皆勤賞です! yandoさん、いつも会場提供ありがとうございます!

会場の様子

ebisu rb 1


以前もこのブログに書いた通りですがEbisu.rbは最初にビールで乾杯して自己紹介から始めます。 今回#9ではビール新商品がたくさん持ち込まれていつもにも増してビールの消費量が熱かった気がします。 飲みながらtech話をやるってのは個人的には結構盛り上がるので楽しいな、と。

ただ今回結構酔っ払って何の話したのか良く覚えてないのが玉に瑕。。 翌日PC立ち上げたら残っていたのがRuby Warriorというブラウザゲームでしたw ちょっとやってみたけどなかなか面白い!

次は内容を忘れないようにして、、引き続きまた参加したいと思います!

兵どもが夢の跡

Railsでeコマースサイトを効率的に開発する為のgem, Spree (Tokyo Rubyist Meetup)

eコマースとRails – Spreeの全て というTokyo Rubyist Meetupのイベントに参加してきました。

イベント会場はVOYAGE GROUPのお洒落オフィスの Bar AJITOにて。 有料だったんでお酒を飲みながらのイベントでした。

spree 1

Oh My Glassesは中の人を知っていてRails+Spreeで出来ているというのは 知っていたのですが、Spreeがどういうgemなのかはあまり知らなかったのと、 これまでeコマースwebサイト開発にそれなりにどっぷり漬かっていたので業務ドメインを どういう感じで抽象化しているのかという点に興味があり参加しました。

Oh My Glasses白土さんの当日の資料はこちら。


迂闊だったんですがTokyo Rubyist Meetupコミュニティの説明にも書いてありましたが このコミュニティ、公用語は英語で、2つ目のセッションであるデジカ(Degica)の 中の人の発表は英語だったので、英語が得意でない私には内容3割くらいしか理解が出来なかったかなと。。

spree 2


・・・英語少しずつでも勉強しよっと。

イベントWhy Choose Ruby on Rails?に参加してきた

Why choose Ruby on Rails?というイベントに参加しました。 メンバーズさんってあまり知らなかったんですが初めてオフィスにお邪魔してきました。

Why choose Ruby on Rails 2

メンバーズさんのオフィスは晴海にあります。 私は築地から都バスに乗ったんですが本来降りるハズの駅から2駅先まで間違って行ったりで迷いました。。 正直ちょっと不便な場所だなーと率直に思ったんですが、、37階からの眺めは最高でした!

Why choose Ruby on Rails 1

イベント聞きながらメモがあまり取れなかったんですが、印象に残ったところを中心に書き残しておきます。


Sansanさん(変なイントネーション(笑))の話は以前聞いたことがあったので私にとって真新しい話はそれほどなかったのですが、 改めて話を聞いて思ったのは、「.NET文化からRailsを採用したのは勇気のいる決断だったんじゃなかったのかなぁ」ということですね。

メンバーズさんがTDDメインでraisで受託開発しているという文脈で直面した課題に、gitでブランチ切って開発終了後の動作確認時に その動作環境を用意する煩わしさを解消する為に、dokku, dockerを使った 該当ブランチの自動デプロイツールを自社開発で整備して使用し始めた、という話が印象に残りました。 gitにブランチをpushしたタイミングで該当ブランチの動作環境がデプロイされるだけでなく、hipchat等のチャットにURLが流れるようにしているそう。 このURLにwebディレクターがアクセスして動作確認をするということで、一気通貫で考えられ整備されているなぁと感心しました。

フィードフォース鈴木さんが現場で実践しているというブラウンバッグミーティングを 実践してみたいな、と思いました。簡単に言うとランチを食べながら今気になる技術やサービスについて雑談的な感じで話をするそう。 毎週火曜13:00から開催しているそうです。これはコミュニケーション促進として非常に良い取り組みだと思いました。

あと、スクラムを実践する中で、新しい人が入ってきた時やり方に合わせてもらうというやり方から、異質なものを受け入れ組織が変化していくようになってきたそう。 管理することは弊害の方が大きく、管理より信頼して現場に任せるとうまくいくという話に共感出来ました。 極論、スクラムやアジャイルってより人間的なチーム作りをどうすれば良いかってことだと思います。

話されている内容はプレゼンの中でも実際紹介されていたGoogleエンジニアのチーム作りの話が書かれているTeam Geekという本の内容に近いことなぁという印象でしたが、 良かったのは実経験に基づいた現場の話をされていたことで、聞いていて説得力がありました。 Team Geek、私も読みましたが非常にオススメです!

クラウドワークスがrailsエンジニア採用に困ってやったことが、クラウドワークスを使ってrailsエンジニアを募集したそう。 2012年当時11名応募があって6名お願いしそのうちの数名は現在もお願いしている人もいるとのこと。 eat own your dog foodが大事だねと。分かります。

CIはSEMAPHOREを採用しているそう。Circle CIは 無料枠だと15分で問答無用でインスタンスが切られるということでその制限のなかったSEMAPHOREを選択したとのこと。 CW大場さんが紹介されていたレガシー依存の悪循環って図が面白かったです。

あとクラウドワークスのエンジニアはPHPにうんざりした人が嬉々としてRubyのコードを書いてる感じだ、という話に PHPカンファレンスの実行委員を長年されているメンバーズ川井さんが「しばらく落ち着いていたPHP disりが久々に炸裂ですねぇ でも大したことないか」 というようなニュアンスの発言されていたのがクスっときました。


話を聞いて改めて再認識しましたが、Railsはアジャイルの文脈で対になって語られるということです。 一言で言うとThe RSpec Bookでの語り口のような感じですね。

あとメンバーズさんが TDD + CI でテスト回すの素晴らしいってプレゼンの流れの中でDHHTDD is deadが触れられてました。 というか、TDD,テストファーストの論争はここでは触れませんという話だったんですけどもw やっぱりこれ、色んな所で論争を引き起こしてるようでちょっと楽しくなっちゃいました。 少なくとも世界中で改めてTDDやテストのことを再考しようじゃないかと問題提起したDHHが凄いなぁと思いました。

最近scalaが流行りつつあるような兆しもありますし、将来的にRailsがレガシーになる可能性も考慮に入れておく必要はありそうかもですね。 Restfulな設計思想であるRailsはRDBMSのテーブルと画面が密結合しているwebサイトではかなり開発が効率的ですが 一方でその限りでないwebサイトも今後増えてくるとRailsのアドバンテージは下がりそうな気がします。

大事なことはRailsに現状どっぷりでも、最新技術動向には常にアンテナを張り思考停止しないようにすることですかね。 とはいえRailsはちょっとした動的webサイトを量産するのに現状だとベスト・プラクティスかなと個人的には思います。 なのでしばらくの間はたくさんのRailsアプリを開発しまくりたいと思っています!

Railsでテストを書く場合、FactoryGirlなDB接続するかmock_modelなモック作成か(Ebisu.rb#8)

前回のEbisu.rb#7に引き続き、 Ebisu.rb#8も参加しました。

勉強会の形式は前回同様で飲みながらRuby関連ネタを語り合う感じでした。 前回は19:30集合でしたが前回のKPTから20:00から開始でした。 今回は事前に仕込んだLTネタが3件あり話題が豊富でしたね。 当日の雰囲気はハッシュタグ#ebisurbの 4/25の参加者のつぶやき見てもらえればイメージ湧くかと。

後半ひと通りLT的な発表が終わってからお酒も進んでの雑談の中でRailsでのテストをどんな感じで書いてるか? という話題になりました。個人的に今回LTネタ的な感じで発表してみようかなと思っていて結局できなかったので 考えを整理する為にも書き残しておこうと思います。


結論から言うと私が関わるプロジェクトの場合はpoltergeist+turnip+Capybara+FactoryGirlで受入テストを、 Rspec+mockでユニットテストをそれぞれ書いています。 受入テストは正常系やKPIに直接関わるテストを中心に実装しています。 ユニットテストは基本カバレッジベースでモックを用いて疎結合なテストを実装しています。

前者の受入テストについては参加者の中での議論でpoltergeistやturnipを使うか否かで違いはあるものの それほど大きな違いはなさそうでした。翻ってユニットテストでFactoryGirlでDBに接続するテストを書くか、 モックを用いて疎結合にテストを書くかでは少なくとも参加者の中では二分していました。

個人的にはコンテキストによりけりでよりbetterな選択を繰り返していくことが大切だと思います。 なのでFactoryGirlでDB接続するテストを書くかモックでDB接続を極力せずテストを書くかは ケース・バイ・ケースでプロジェクト毎に合意を取りながら決めていけば良いのかなと。


という前提を踏まえながらも私がモックを使うテストを書く理由についてまとめておきます。

  • RailsはRestfulな設計思想が秀逸でその設計思想のレールに乗ると開発効率が上がる
  • Railsの設計思想を端的に表しているのがActiveRecord
  • 規模が小さいうちはthin-controller, thin-modelでスマートな開発が可能
  • ある程度のデータ量や複雑なビジネスロジックが追加されると段々これがfat-modelになりやすい
  • fat-modelをリファクタリングする方法としてこの記事が有名ですが、このようなリファクタリングや最初からクラス設計に組み込んで実装する場合、クラスやモジュールの依存関係が発生する
  • この依存関係を実装段階で出来るだけ分離しながら進めていく設計手法の助けとしてモックやスタブを駆使する

大体こんな感じです。


余談ですがこの辺り、Rails作者のDHHのブログエントリ 「TDD is dead. Long live testing.」 でTDDに一石を投じたエントリにも通じるような気がしています。 (和訳はこちら)

この話に言及し出すと長くなりそうなので別の機会に。次回のEbisu.rb#9のネタにでもしようかなw

第9回サムライベンチャーサミットが想像以上に凄かった!

第9回サムライベンチャーサミット(通称SVS)に行ってきました。 SVSは初参加でした。非常に楽しみにしてたのですが参加は午後からになってしまったのですが、 正直、最初から参加しておけば良かったと凄く後悔しました。 それくらい刺激的で行く価値のあるイベントだと思いました。 スタートアップに興味のある方には必見のイベントですね!

毎回勉強会やイベントに行く度に必ずアウトプットとしてブログ記事書こうと思っていますが、 帰宅してからだと公開が遅くなってしまうので出来る限りその場でブログ記事の元ネタになる メモをMacで取っておくのですが今回はセッション内容を聞くことに集中していたのでメモが取れず。。 なのでこの記事では現時点でのSVS9に関する情報を集約することと、当日感じた熱気についてまとめておきます。

メディア記事

週間アスキーPLUS

ASCII.jp

THE BRIDGE

ブログ記事

matsutakegohan1’s blog

KODAMAブログ

フィリピン好きのITぶろぐ

LINE株式会社 森川社長ブログ

参加者の感想

イベント会場の写真とか

こちらのサムライインキュベートがやっているコワーキングスペースのサムライスタートアップアイランドのfacebookアルバムが一番たくさん見れて、雰囲気も掴めるんじゃないかと思います。

あと少ないですが私が撮った写真もアップしておきます。


何気にカッコイイMicrosoftのオフィス。 ↓ microsoft 1

Microsoft Venturesの垂れ幕。砂金さんは以前Googleでやったイベントでも登壇されてました。 ↓ microsoft 2


セッション「東京では出来ない、地方だからこそできる新しいスタートアップの形」での1コマ。 スクリーンに写っているのは湯崎英彦広島県知事。 恥ずかしい話全然知らなかったのですが湯崎英彦氏は旧アッカ・ネットワークス創業者なんですね。アッカ・ネットワークスは現在イー・アクセスと合併してますね。 ↓ local startup 1

同セッションで説明があった、スタートアップの注目度の紹介スライド。 このスライドには直接関係ないですが、個人的には福岡出身なので 福岡市が国家戦略特区・創業特区として選ばれておりスタートアップに力を入れていることに関心を持ちました。 ↓ local startup 2


セッション「ものづくり×ITの世界的トレンド ?Internet of thingsの時代が来る?」での1コマ。 ↓ IoT


初来日Y Combinatorのセッション「【スペシャル対談】世界No1を獲る為に必要なこと」の始まる前の1コマ。 暗くて分かりませんが、会場は超満員でした。 ↓ y combinator 1

前述の通り全編通訳なしの英語だけだったので英語が苦手な私にはそれなりに苦行でしたが。。 ↓ y combinator 2


まとめはこんなところです。

イベント全体を通じて「やらんかな」の息吹に溢れていて活気がありました。 また、榊原さんご自身が仰っていた通りですがお祭り騒ぎに近いものがあり、 大人が超真剣に取り組む学園祭みたいな雰囲気でした。 これは同じ志を持つ人に取っては大変刺激的で切磋琢磨し合える仲間も見つけられる良イベントだと思います。

また19:00-21:30までの約2時間半ぶっ通しで「Samurai Shout!50!」というのをやってましたが これが非常に面白く飽きませんでした。 内容としては最初にシャウトして持ち時間3分でライトニングトーク的に事業内容やサービスについてシャウトする感じ。 これが多種多様でまさにスタートアップの現場を見ている感じで刺激になりました。

こういう刺激的なイベントを開催したサムライインキュベート榊原さんが遂にイスラエルに行ってしまうのは ちょっと寂しい気もするんですが、榊原さんがイスラエルに行ったことで日本のスタートアップが 盛り下がってしまわないように、サムライインキュベートの皆さんやスタートアップ界隈の人々で 更に盛り上げていかなきゃな~と決意した次第です!

40分で理解するとあるエンジニアのキャリア

本音を言うとちょっとこのブログに書くのこっ恥ずかしいのですが、 公私共に懇意にしているアイアンドシー・クルーズ井口さん主催のイベントで エンジニアのキャリアについて何か話してくれというので協力することになりました。

少人数で緩く新しいエンジニア同士の繋がりが出来たら良いなぁと思ってます。 現状まだ参加枠に空きがあるようなので気になる方はお気軽にご参加下さい~ ちなみにチケットと書いてあると有料のように見えるんですがもちろん?無料です。

http://peatix.com/event/34714/share/widget?a=1&t=1

Ebisu.rb #7に参加しました

Ebisu.rb#7に参加してみました。いわゆる地域rb系の勉強会は初参加だったので楽しみにしていました。 ネタはTDD/BDD/ATDD関連でテストの実践的な書き方的な話をしたいなとは思っていたんですが 全くもってまとまっていなかったのでできなかったのが悔やまれます。。

形式としては最初の30分くらいは到着が遅れている参加者を待ちながらもくもく。 その後最初にビールなどで乾杯して飲みながら自己紹介。 自己紹介後、普段はLT的なものをやったりこんなコード書いたからレビューしてね的な感じでやったりだそうで。 今日はgithubで開発しているruby関連のものとかfluentdプラグインの話とかrubyクイズとかの話でした。 最後に質疑応答兼雑談とKPTやってお開き、という感じでした。

一応全員でKPTやったんですが個人的なKPTは以下のような感じでした。

  • Keep
    • もくもく感が良かった
  • Problem
    • もっとRuby界隈の勉強会に参加する人が増えたら良いなぁ
    • Meguro.rbもしばらく開催されず活動止まってるし
    • ネタやれなかった
  • Try
    • 受け身じゃなくてやっぱり何かネタやりたい
    • 継続して参加したい

トピックスとしては以下のような話題がありました。

あと全くの余談ですが、ホントはRuby書きたいけどお仕事ではPHP書いてますとかPHP書いてたけど念願叶ってRuby書ける部署に異動出来たとか どこかで聞いたことのあるような話題があってホッコリしたりしてw

なお次回#8は2014/4/25(金)になりました。詳細はこちら

サムライインキュベート榊原氏「一人でコンビニにもいけなかった僕が、イスラエルで世界企業を生み出すことになった。」トークイベント参加レポート

「一人でコンビニにもいけなかった僕が、イスラエルで世界企業を生み出すことになった。」という サムライインキュベート榊原健太郎氏の話が聞けるイベントに参加してきたのでそのレポートです。 これまでサムライインキュベートが係るイベントには何度か参加したことがありますが、代表の榊原氏の話ってあまり聞いたことがなかったので参加してみました。

講演メモ

起業をすることのリスクや意義

  • サムライ軍団で成功している起業家に経歴・出身地・性別・年齢などは全く関係ない
  • 支援先企業の某社長は4回結婚、子供6人いる。3回の結婚は同じ人で子供出来る度に再婚。結婚や子供が出来たが起業しない理由にはならない好例。
  • 〜だから起業出来ないというのは全て”言い訳でしかない”
  • 子供の教育のリスクを考えるとやらないで後悔する親の姿を子供に見せるより、挑戦して失敗を語れる親の姿を子供に見せられるようになろう

自身の取り組み

  • やりたいことが見つかったのはここ3年くらい
  • 35歳くらいにならないと本当にやりたいことは見つからない。なので若い連中には焦らなくて良いと言っている
  • 日経新聞に出ると信用される。掲載されると信用される不思議なメディア=日経新聞
  • 日経新聞に自ら営業は一切しない。相手が取材したくなるようなことを手掛けることを意識している
  • ファンド出資元:フジテレビ/新銀行東京/ベンチャーユナイテッド/ビットアイルなど
  • サムライ軍団は潰れない仕組み作りをしている。過去5年で潰れた企業は1社もない
  • 出来ないリミッターを常に振り切ってきたのがこの3年間だった
  • 目の前のことを解決し続けたらどんどん目線が高くなった

質疑応答など

  • 工事現場の人向けのwebサービスなど、現在市場が全くないところに投資をしていることが多い
  • 誰も知らないことを知る為に実際に会いに行く。47都道府県全てまわって講演などを行ってきた。マイナーな地方のネタは知らない人がほとんどなので高価値
  • “バカなんで”たくさん人に会う。行き詰まった場合も良く人に会って解決
  • イスラエルは金融システムなどを創りだしたユダヤ人の国。技術系スタートアップも多い。また紛争も多く日本人の自分がこの問題を理解したい
  • 目標はノーベル平和賞を取ること!

最後に参加者へのメッセージ

  • 不運にも亡くなった人のことを偲ぶなど、自分のことだけを考えずにいるとより成長出来るし行動が変わるもの
  • 4/19(土)にサムライベンチャーサミットがありますよ

所感

何となくスタートアップ界隈だと35歳って既におじさんな感じがするんですが、榊原さんが35歳で本当にやりたいことが明確になってきた、 という話をしていたのには非常に勇気をもらいました。(私現在35歳^^)

また何度か口癖のように繰り返していたキーワードがありました。 それは「言い訳でしかない」「起業のリスクは実は低い」「バカなんで」という3つ。

言い訳でしかないーこれは起業に関わらずどんなことでも同じ気がします。何かをやらない理由を考えていても意味が無いってことですよね。

起業のリスクは実は低いーこれもこれまで何度か聞いていた話ではありました。が、これまでやはりどこかでリスクはあるよな・・と思っているところがありました。 でも榊原さんの話を聞いていると”そうだな、その通り、リスクって低いんだよね”と素直に思えました。

バカなんでーこれは榊原さんの謙遜もあったのかなとも思いましたけど、そのソリューションとして徹底して人に会って解決するというところに 共感しました。個人的にもwebの力は認めつつも本当に重要な情報は人づてで会って話すと効率的に得られるというのは実感としてあります。 個人的にもこういうところ真似したいなと思います!

「クラウドワークス2周年記念 ユーザー大交流会」に参加してきました

クラウドワークス2周年記念 ユーザー大交流会に参加してきました。

はじめに

  • 挨拶:クラウドワークス代表吉田氏
  • “ありがとう”ボタンのエピソードが印象的でした。
    • クラウドワークスは2回目の起業。
    • 1回目に起業した会社では一緒に働いていた取締役に顧客を奪われて一人になってしまった。
    • 全て失って孤独を感じていたところに、取引のあった上場企業からお歳暮が届いた。
    • 小企業の自分のことを覚えてくれていたんだと感動すると共に、仕事をして関わった人に”ありがとう”と言ってもらう為に仕事しているんだと再認識出来た。
    • この体験が基になってクラウドワークスに”ありがとう”ボタンを設置した、とのこと。
  • 著作

基調講演

スピーカー

  • 一般社団法人ソーシャル・デザイン代表理事長沼博之氏
  • 著作

講演メモ

  • これまでの歴史を紐解いてみると、文明転換は働き方の転換から始まっている
  • 企業が主役だった時代から個が主役の時代への転換期を今、迎えている
  • “ソーシャルセンシティビティ”が高いチームが最も成果物の質が高い by MITリサーチ
  • 様々なモノ・コトも変化している
    • AR Drone
    • アマダナ バーチャル棚
    • New supply chain model
  • 人間をコンピュータが超える技術的特異点を間もなく迎えるであろう時代
  • 人間性喪失・人間疎外から人間回帰へ時代は向かう

自由なライフスタイルと働き方

松田氏

  • 自転車で世界中を旅しながら売上を落とさず生活することが出来るか実証実験中
  • 過去3年間で営業したことがないくらい仕事には恵まれている
  • “やりたいこと”を追求することが大切

三河氏

  • 2010年からフリーランス。2011年からマラソンが趣味。沖縄本島1周走ったり。
  • 男性の子育て参加を世の中に広める活動も色々画策中
  • ママさんライターなど仕事だけになっていない人の方がバランス感覚に優れていると感じることが多く、実際に一緒に働きやすい。

シニアの働き方

このセッションではメモが取れませんでしたので感想を。 個人的には地方でのリモートワークを題材にした隣のセッションに行こうかと思っていましたが、そちらのセッションはかなり人が多い感じだったのと 実はシニアの方の生の声を聞いた方が勉強になるんじゃないかと思い直してこちらのセッションを聞きました。 セッションでお話されていた御年67歳くらいの方は、3年くらい前の64歳からiPhone/Androidアプリの開発を勉強して クラウドワークスで仕事を受けるようになったそうです。現役時代のお仕事は外資系IT企業だと仰っていたので日本IBMかな?と思ったんですが。 プログラマ35歳定年説なんてありましたけど、学習意欲・情熱があれば年齢は関係ないんだなと思わせてくれる、淡々とお話されるけどパワフルな方でした。

あとクラウドワークスでは現状受注者として普通に登録すると住んでいる都道府県や年代が見えるようになっていますが、 任意でこれらを非表示にする機能を提供しているという話をクラウドワークス代表の吉田氏がしていました。 受注者が住んでいる地域や年齢で発注者から差別されないようにという配慮のようです。 これはどんどん進めていったら良いと思いました。 余談ですがアメリカだと年齢は転職時の面接でも聞いちゃいけないみたいですね。 職能に年齢は関係がないという考え方に基づいているようです。

表彰式&懇親会

クラウドワークスで2013年に最も活躍した○○な人を表彰するイベントもやってました。 印象的だったのはたくさん”ありがとう”ボタンを押してもらった人が19歳の地方在住の方だったこと。 色々凄い時代になったんだなぁと痛感しました。

表彰式が終わって全体で2周年記念の写真撮影の後、懇親会が行われました。 ここでは勉強会でよくある光景で食事&飲み物が置いてある幾つかのテーブルが用意され、そのテーブルを囲んだ人同士で名刺交換といった感じでした。 私の卓ではデザイナとアプリエンジニアとライターとサーバサイドエンジニア(=私)がいて”このメンバーで起業できんじゃん!” って感じで終始楽しい時間を過ごすことが出来ました。

所感

長沼さんの基調講演を聞いていてワクワクしました。 と同時に日本の古き良き大企業なんかを見ていると全く想像が出来ない別世界のようにも思えます。 これをどこまで実感出来るかで今後自分の真の力が付くかが分かれるような気がしました。 色々深いです。

あとフリーランスとして圧倒的なネームバリューを築いた人は実はクラウドワークスのようなクラウドソーシングサイトを使う必要はなくて 既に色々なところから引っ張りだこになってると思います。 また冷静に考えるとクラウドワークスを使って仕事のマッチングが出来ても、その後発注者と受注者で信頼関係が出来てしまえば ヘンな話クラウドワークスの存在価値が薄れてしまって結局中抜き=クラウドワークスを介さず契約ということも容易に起こり得るんじゃないかなと。 この辺りの課題感をどうクラウドワークスが解決していくのかは今後注目しておきたいなと思いました。

個人的にはRailsアプリという点でクラウドワークスを何となく応援するようになりましたがこれも何かの縁?これからも頑張って欲しいです!