最近比較的よく行ってる渋谷dotsで行われた「CTOだったNight」というイベントに参加してきました! 主催はnanapiの元CTO和田(wadap)さん。 話の内容をメモっておいたんですが、思いの外面白かったのでブログ記事としてアップしておきます!
最初は自分用の箇条書きとして書いてたのでちょっと読みづらいかもですがご容赦を…
ビズリーチ/レイハウオリ竹内さん
はじめに
- ビズリーチ最近CMやってるらしい
- CTOを1年前に退任した理由
- マネジメントの割合が大きくなる
- エンジニアが自由に研究開発するのもお金がないと
- そのための事業創造したい
うまくいくCTOとうまくいかないCTOの10の違い
- (1)なんでも作れる技術力
- 人間力があって技術力はそこそこだと超技術力があるエンジニアに尊敬されない
- (2)技術を手段として使える
- 技術を目的化した発言する人は経営陣が耳を貸さない
- (3)経済のルールに争わない
- (4)何よりも人を大切にできる
- 5-10人くらいに増えるタイミングで引っかかるCTOが多い
- (5)ビジネス人格
- キャラ設定が必要
- 人格とか
- (6)本気で社長と対立しない
- 社長が非エンジニアだとムカつくことしか言わない
- 人間は動物だと思って悟りを開いた→社長が可愛くみえてくる
- しょうがないしょうがない
- (7)発信力
- (8)外交力
- (9)株/SOの交渉ができる
- ちゃんと取らないとダメ
- 最低5%は取らないと→希薄されても2,3%とか
- 1%だったら辞める
- 蓋開けるとCFOがいっぱい持ってたのが通例なのでCFOなんかに負けないように頑張りましょう
- (10)何があっても辞めない
- 辞めない、という前提に立つと価値観を変えないといけない場面がある
BASE藤川(えふしん)さん – モバツイでCEO/CTOをやってた頃の振り返り
CTOがエースエンジニアであり続ける問題
- AWS運用で工数取られる
- CTOは自分よりも技術的に優れた人間を探すべき
- CTOが技術を触って良いのはコアコンピタンスだけに絞る
- 人工知能系CTOとか育成問題に悩む
足回りと未来をつくるコンフリクト
- 余裕がなさすぎてやるべきことを理解できてなかった
- 現状維持バイアスを捨てるべき
BASEでは
- コードを書かない宣言
- 社長のビジョンを支える立ち位置
- マイクロマネジメントの罠にハマっていないか
- 港区には近寄らない(夜の街)
パネルディスカッション
CTOを辞めた理由
- 営業が強くてエンジニアの立場がない
- 新しい働き方や新しいサービスを自分でやってみたくなった
- 社長と合わなかった、最後何かが切れる音がした感じ
- エンジニアよりデータサイエンティストが大事でエンジニア育てる文化がなかった、頭の悪い経営陣
もしCTOをやり直すなら
- もっと人を見る、リスクを負ってでも入れてくれるか、SOとか
- 早目に人を入れればよかった
- なんでも自分でやっちゃう、もっと優先度高い仕事できれば、採用をもっと任せればよかった
- IPOとか長く続く会社とかやってみたいと思う、スポットライトは2年半で売却、IPO3%,10%,1/3とか
社長(経営)との関係性
- CTOだったけどリードエンジニア的な振る舞いだった、あまり経営求められず
- 営業系出身社長だと放任でコミュニケーションがとれず1on1入れたり、エンジニア出身だとマイクロマネジメントになりやすい、外部を入れると通じる
- 飲み行く、はっきり言う関係性ができてれば良い、社長って人格に欠陥ある人多い、でも本気でいう
- 社長が中途半端にコード書けると良くないからPHP以外の言語選んだり
これからCTOになる人に伝えたいこと
- エンジニア的な論理はプログラミング以外のところにも役立つ
- コミュニケーション、エンジニアだけじゃなくビジネスサイドの人とも、コミュニケーションを仕組化する、CTOは孤独だから相談する人を作っておく
- 会社全体とかビジネスのことを考えるようになるから良い、営業の話も聞きながら技術的負債に向き合ったり
- マネジメント系の本とか読むとか勉強してアウトプットできるようになる、マネジメントだけどコーチングできてないとか、お互いフィードバック貰って成長・学習する
所感
CTOに限らず、ビジネスサイドと近い立ち位置で仕事しているエンジニアの方なら誰もが共感できる内容だったかなと思いました。
私自身も経験に照らし合わせて非常に共感した次第です(笑)
大切なことは異文化コミュニケーションであることを受け入れつつも、コミュニケーションを諦めないで主張すべきは主張することかなと。
また、場合によってはみずからの価値観を見直す柔軟性も必要なことだなとも思います。
ある意味政治というか、相反する部分をいかに粘り強くコミュニケーションを取って折り合いをつけるか、という点が重要ですね。