「一人でコンビニにもいけなかった僕が、イスラエルで世界企業を生み出すことになった。」という サムライインキュベート榊原健太郎氏の話が聞けるイベントに参加してきたのでそのレポートです。 これまでサムライインキュベートが係るイベントには何度か参加したことがありますが、代表の榊原氏の話ってあまり聞いたことがなかったので参加してみました。
講演メモ
起業をすることのリスクや意義
- サムライ軍団で成功している起業家に経歴・出身地・性別・年齢などは全く関係ない
- 支援先企業の某社長は4回結婚、子供6人いる。3回の結婚は同じ人で子供出来る度に再婚。結婚や子供が出来たが起業しない理由にはならない好例。
- 〜だから起業出来ないというのは全て”言い訳でしかない”
- 子供の教育のリスクを考えるとやらないで後悔する親の姿を子供に見せるより、挑戦して失敗を語れる親の姿を子供に見せられるようになろう
自身の取り組み
- やりたいことが見つかったのはここ3年くらい
- 35歳くらいにならないと本当にやりたいことは見つからない。なので若い連中には焦らなくて良いと言っている
- 日経新聞に出ると信用される。掲載されると信用される不思議なメディア=日経新聞
- 日経新聞に自ら営業は一切しない。相手が取材したくなるようなことを手掛けることを意識している
- ファンド出資元:フジテレビ/新銀行東京/ベンチャーユナイテッド/ビットアイルなど
- サムライ軍団は潰れない仕組み作りをしている。過去5年で潰れた企業は1社もない
- 出来ないリミッターを常に振り切ってきたのがこの3年間だった
- 目の前のことを解決し続けたらどんどん目線が高くなった
質疑応答など
- 工事現場の人向けのwebサービスなど、現在市場が全くないところに投資をしていることが多い
- 誰も知らないことを知る為に実際に会いに行く。47都道府県全てまわって講演などを行ってきた。マイナーな地方のネタは知らない人がほとんどなので高価値
- “バカなんで”たくさん人に会う。行き詰まった場合も良く人に会って解決
- イスラエルは金融システムなどを創りだしたユダヤ人の国。技術系スタートアップも多い。また紛争も多く日本人の自分がこの問題を理解したい
- 目標はノーベル平和賞を取ること!
最後に参加者へのメッセージ
- 不運にも亡くなった人のことを偲ぶなど、自分のことだけを考えずにいるとより成長出来るし行動が変わるもの
- 4/19(土)にサムライベンチャーサミットがありますよ
所感
何となくスタートアップ界隈だと35歳って既におじさんな感じがするんですが、榊原さんが35歳で本当にやりたいことが明確になってきた、 という話をしていたのには非常に勇気をもらいました。(私現在35歳^^)
また何度か口癖のように繰り返していたキーワードがありました。 それは「言い訳でしかない」「起業のリスクは実は低い」「バカなんで」という3つ。
言い訳でしかないーこれは起業に関わらずどんなことでも同じ気がします。何かをやらない理由を考えていても意味が無いってことですよね。
起業のリスクは実は低いーこれもこれまで何度か聞いていた話ではありました。が、これまでやはりどこかでリスクはあるよな・・と思っているところがありました。 でも榊原さんの話を聞いていると”そうだな、その通り、リスクって低いんだよね”と素直に思えました。
バカなんでーこれは榊原さんの謙遜もあったのかなとも思いましたけど、そのソリューションとして徹底して人に会って解決するというところに 共感しました。個人的にもwebの力は認めつつも本当に重要な情報は人づてで会って話すと効率的に得られるというのは実感としてあります。 個人的にもこういうところ真似したいなと思います!