tchikuba's blog

クリエイティブが輝ける組織をエンジニアリングする

現場のリーダーシップの正義

この記事はDevLOVE Advent Calendar 2013 「現場」の40日目の記事です。 N_Aさんからバトンをお預かりしました。


自己紹介

名前

  • Tsutomu Chikubaと申します。
  • tchikubaで勉強会とかに参加してます。

どんな職種か

  • C,C++,PHP,Perl,Javaを経て現在はRuby/RoRを使うwebエンジニアをやってます。
  • プロダクト指向が強いエンジニアでweb領域の事業そのものに興味があります。

現場につながるような経歴など

  • 事業企画や営業を経て数々の失敗を経験しその反省からエンジニアのキャリアがスタートしました。
  • フリーランスのエンジニアとして7年間、大手ベンダ・大手事業会社に常駐勤務しました。
  • その7年間で所謂エンジニアとしての全工程を経験することが出来た。
  • 前職で新規事業の開発マネージャーを経験しました。
  • 大混乱の現場で目覚めたAgile/Lean。

前職での奮闘記録として勉強会で発表した資料を2つ程ご紹介。




自分にとっての現場

今現在自分が現場で何をしているのか

現在は前職での経験を更に昇華すべく、Ruby on Railsによるwebアプリ開発エンジニアとして新規事業開発に従事しています。 現場では「ビジネス的に高価値な開発」が一番効率的に行えるように日々工夫しています。 最近の技術的関心事はcapistrano3RoRで如何にOOPするかです。

技術的関心事もさることながらいつも心がけるのは、開発のアジリティ向上だけでなくビジネスのアジリティ向上を実現するということ。

何のためにしてきたか

私は新規事業が好きです。 もうちょっと突っ込んだ表現をすると、今ある課題を解決する方法を考えてそれを形にすることが好きです。 エンジニアとしてのキャリアを10年積んできたので、特に開発の分野で貢献したい。

それが自己表現として自分の生き様だと思うし、そういう意味では自分のためでもある。 そして新しい価値を提供出来れば課題を解決出来て喜ぶ人がいる、というのが自分の喜びにもなります。 そういう価値ある仕事を、今いる現場からたくさん生み出していきたいです。

何をするつもりなのか

新しい技術を使って新しい価値を生み出せるエンジニアとして更に経験しスキルアップしていきたい。 そしてビジネス価値に直結する開発サイクルを自他共に回していきたい。

自分が想う現場とは何か

現場とは「実際に作業が行われている場所。また、企業などで、管理部門に対する実務部門をいう。」(出典:kotobank.jp)

「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」という言葉は私の好きな言葉です。 本当にその通りだと思う。と同時にこの言葉と共に想起されるのは「リーダーシップとは」ということ。 専門的なリーダーシップの解釈は種々あるようですが、私が考えるリーダーシップはこちらのサイトに記載されている内容に近いと思います。抜粋すると以下のような感じ。

  • 「自分がなんとかしなければ」と行動意欲を燃やす人をリーダーと呼ぶのであって、集団から大事にされたり、偉そうにしている人をリーダーと呼ぶわけではない
  • リーダーはチームの目標達成についてもっとも情熱を燃やし、チームが抱えるもっとも困難な課題に率先して挑む
  • リーダーに必要なのは理屈でも能力でも結果でもなく、責任だということがはっきり言える
  • チームの中でももっとも仲間への愛情が深い人、思いやりを持っている人こそが、リーダーの座にふさわしい
  • 本当にチームのことを思うのなら、リーダーはメンバーの一人ひとりが自主的にリーダーシップを発揮できるような空気を作ってあげなくてはならない
  • リーダーの最終的な仕事は、仲間を全員リーダーにすることなのだ

一見、現場とリーダーシップは相反するようにも思われますが、やはり現場に必要なのはリーダーシップだと思うのです。 これは時に幻想と言われるかもしれませんが、本当のリーダーは実は現場から自然発生的に生まれるのではないか?ということです。 現場のリーダーシップと対義語にあるのは権威による抑圧ではないかと思うのです。

そして「現場のリーダーシップ」にこそ、実は本当の正義があるのではないかと思われてならないのです。

そういう現場を大切にしながら常に最前線の現場に身を置いていられる自分であり続けようと思っています。


次のDevLOVE Advent Calendar 2013 「現場」の記事はnnasakiさんが担当です。