tchikuba's blog

Beer Driven Developer / Lean Engineerの徒然

「20代の起業論 & 30代(超)の起業論」参加レポート

2014/2/10(月)に行われたイベント、「20代の起業論 & 30代(超)の起業論」に参加してきました。 聞きながら取ったメモをベースに印象に残った点をまとめます。 余談ですがNTTドコモ・ベンチャーズなんて会社があるんですね。知らなかった。 HPはマネーの虎を彷彿とさせるちょっと胡散臭さ漂うテイストになってる気がしますが。。 最近は大手もベンチャー的な動きを支援する組織を持つ時代になったということですね。 それだけアントレプレナーシップの重要性がクローズアップされていると言えると思います。


第1部 「20代の起業論@ドコモ・イノベーションビレッジ」

  • 家系に起業してる人がいるか?はシリコンバレーではVCの投資判断の項目に入っているそう。ただし最近の若い起業家はあまり関係ない傾向がある気がする。(サムライインキュベート榊原氏)
  • 博報堂に新卒で入るメリットはあった。利害関係のない人間関係は新卒入社の同期が最後。(TIMERS高橋氏)
  • 資金調達のためのフェーズでプレゼンをビデオで撮影して練習する機会があったり、そういうサポートはありがたかった。
    • ドコモ・イノベーションビレッジって良く知らなかった。
    • 起業家を色々な側面で支援してくれる模様。
    • HP見る限りメンタリング/資金提供/共同オフィススペース提供などがあるようです。
    • 特にスピーカーの方はメンタリングのありがたみを口にする人が多かった気がします。
    • やはり起業の道のりの中で初めて経験することばかりなので知っている人からのアドバイスは素直に助かるというところなんでしょうね。

第2部 「20代の起業論」

  • BASEを起業する際、イーストベンチャーズが何でもサポートしてくれた(BASE鶴岡氏)
    • 会社の登記だけでなく、採用でエンジニアひっぱってきてくれたり採用OK後の契約等もサポートしてくれたそうな。
    • イーストベンチャーズって名前くらいしか知らなかったのでちょっと調べてみたらエンジェル投資家として有名な松山太河氏が設立したVCなんですね。
    • ここの投資、私の知り合いが株式7%の割り当てと引き換えに150万資金提供は割に合わないって指摘していたんだけど実際どうなんだろう。
    • 発行済株式の時価総額が2000万とすると7%で140万。発行可能株式総数が10倍だとすると時価総額2000万だと資本金総額が200万なんでこれは随分少ない部類な気がする。
    • というわけでこういう計算に興味がある人には割に合わないってことなんだと理解したwま、エンジニア向けのVCだからそもそもこういうことに興味ない人多そうだしな。
  • 早稲田インキュベーションセンターにいた際、与沢翼が隣にいたけどそれほど絡みは当時なかった。(リブセンス桂氏)
  • 高校生くらいの時にもっと起業家と触れる機会があると良いのでは(リブセンス桂氏)
  • サポートを受身で期待すると起業家の姿勢といしてはダメで自ら積極的にサポートを探しに行くくらいでないと(サムライインキュベート榊原氏)
  • 海外のスタートアップリスト、ベータサービスリストや実体験の不便などを元に新規事業のネタを検討(trippiece石田氏)
  • 自らネットショップを開設出来なかった人をターゲットにしているので、ネットに疎い人との時間を大切にするように土日は仕事をしないように従業員に言っている(BASE鶴岡氏)
  • 当たり前を発明する。新規事業社内公募を開始した(リブセンス桂氏)
  • 営業を運用効率化/システム化することによって自動販売機モデルを構築した、そんな会社がリブセンスだと思う(サムライインキュベート榊原氏)
  • .inドメインが24h落ちたことがあった。クレームメールが来たら30秒で返信するようすぐに体制構築。楽天お偉いさんと会食予定だったが席を外してGMOと電話していた。お客さんからは逆に対応を評価されてその後から利用ユーザが増加するようになった(BASE鶴岡氏)
  • 当たり前が当たり前でなくなる感覚が普通にある86世代。リブセンス村上氏はアスリート。自宅に会社と全く変わらない環境を書斎に構築。(リブセンス桂氏)
  • 個人情報流出が2度あった。目の前のことに集中して課題解決(リブセンス桂氏)
  • やらないよりやったほうが良い。やらない後悔は後に残る。(trippiece石田氏)
  • 社会貢献の意識はあまりない。目の前の課題に集中している(BASE鶴岡氏)
  • 最近の若い起業家は女性遊びをしない人が多いのでは。周囲でも聞いたことがない。(BASE鶴岡氏)
    • 個人的にはBASE鶴岡氏のキャラクターが凄く気に入った。話を聞く限りにおいて彼は根っからのエンジニアで本質的には起業家という意識はないのかもしれないが、個人的にはあの憎めないまっすぐなキャラクターが経営者の気質として良いのではと感じた。

第3部 「(番外編)30代(超)の起業論」

  • 新規事業への投資基準は大きなビジネス作れるか。ドリコム内藤氏のような人か。助けてくれる人が多そうか。人と違う見方できるか。スケールした際に必要な勉強ができるか。(Gunosy木村氏)
  • 新しい物が出てきたらチェックして感度を高く。(Gunosy木村氏)
  • 人が投資しないところへ。全部ギャンブルで投資できるか。チキンになるのはやめたほうが良い。ベットし続けることが大切。オールインするとき怖いがそのやり方を教えてあげる人が必要(ドリコム内藤氏)
  • アメリカのVCが日本のベンチャーへ投資するのは現状難しい。海外企業への投資はありで現在もやっている。(Gunosy木村氏)
  • 日本では起業家への尊敬がない。エコシステムというとき本当に必要なものは起業家への尊敬。(ドリコム内藤氏)
  • exit戦略より続けていくことを考える方が良いのでは(Gunosy木村氏)
  • 会社として大切なことに集中。バイアウトした周囲の人たちは暇になっている人ばかり。それではつまらない。生きてくためにはアドレナリンが必要(ドリコム内藤氏)
  • ニュースサービスが今面白い。スマホでチャットをするようにコマースとか面白い。ロボットや衛星技術や決済。決済手数料は限りなくゼロに近づいていく。環境系、自動車の自走化。(Gunosy木村氏)
  • 予防医療は統計学。ギランバレー症候群になった時最初風邪だと診断された。もっと統計データに基づいた診断をくだせる医療がこの3,4年で提供できると良い。(ドリコム内藤氏)
    • ドリコム内藤氏がギランバレー症候群だったとは知りませんでした。
    • 2年半前の2011年7月7日のこのブログにそのことが記されていました。
    • やはり実体験による事業の種の話は説得力が違います。この内藤氏の話には非常に共感出来ました。
  • 日本は全てベットしてたとえ失敗しても生活は出来るセーフティネットが揃っている。挑戦のリスクはほとんどない。諦めない心で取り組み続けることが出来れば成功する確率は高まるのでは(Gunosy木村氏&ドリコム内藤氏)

所感

  • 個人的には最後のセッションである30代(超)の起業論が一番刺さった。ちょっと失礼かもしれませんが、自分が30代ということもあるせいか、20代の人たちの言葉はどこか軽い感じがしたけど、30代の方の話は非常に重く説得力があった印象がありました。まぁ自分より年下ということで素直に聞けていないだけかもしれませんがw
  • このイベント自体はドコモ・イノベーションビレッジの宣伝的な意味合いが強かったのだろうと思いますが、それ以上に価値あるイベントだったと思います。
  • NTTドコモ・ベンチャーズの会場は100名くらいは入る感じで凄く良い会場でした。私もこの会場に行ったのは初めてでしたが隔週くらいでイベントやっているとのことだったので今後お世話になる会場かと思いました。が、最初この会場のアーク森ビルが分かりづらくて結構迷ってしまった。。
  • あとやはりモデレーターだったサムライインキュベート榊原氏の采配が聞いていて秀逸でした。話の振り方だったり、自身の見解の差し込み方だったり、話題を膨らませたり。聞いていて心地よかったです。
  • 東京工業大学大学院に在学中のforEst後藤氏が「一般起業に就職する際も経歴上評価されると思った」という趣旨の発言をしてました。こういう学生がもっとたくさん増えると面白いと思いました。

最初に記載した通りですが、日本でもアントレプレナーシップ/起業家精神が重要視されていて、起業といえばリスクという通り一遍の捉え方から、起業経験はむしろ経歴上もプラスという捉え方が主流になってきていると思います。一方で起業する際に当たり学生等生活コストがかからない時代の起業と、結婚して子供もいる、家庭を抱える人が起業するというのでは全く状況が違うのも事実です。私のような30代で家庭もある人が起業する場合リスクがない訳では当然ないのでその辺について聞いてみたいなと思いました。と同時に自分が20代の頃仕事で知り合ったとある会社の社長は「家庭を持ってなお起業したいと思えばそれは本物だよ」と言ってた言葉を思い出しました。

まぁ総じてリスクは以前に比べて低くなってきているので「何をする起業なのか」というWHATより「何のために起業するのか」というWHYが重要だということなんでしょうね。